アメリカでは2010年は電子書籍戦争が始まりそうな勢いではあるが、日本では5年前にSonyやパナソニックが電子書籍リーダーを出していた。
この時の電子書籍リーダーの出来は悪くないものであったが、ほとんど売れることなく販売が終了した。

もし、国内での電子書籍リーダー市場が盛り上がっていたら、Sonyやパナソニックは世界の電子書籍リーダー市場を牽引していた可能性もあったと思われる。
では、なぜそうならなかったかといえば、電子書籍リーダーで利用できるコンテンツがほとんどなかったのが大きな理由の1つである。どれだけ優れたハードウェアも、コンテンツがなければただの箱でしかない。

今、日本では出版社が団体を立ち上げてデジタル化について検討を開始したが、アメリカではAppleが裏では数カ月前から動いていたとは思えるが、大手出版社5社がiPadへの提供を発表した。
日本の団体がどう動くかわからないが、ゆっくりと検討している間に市場の流れに取り残される事も出てくると、コンテンツだけでなく付随するガジェットも出遅れる可能性もある。

日本がネット分野で世界と戦っていくためには、良いハード、良いコンテンツが組み合わさらなければ勝っていけないのは事実であり、コンテンツメーカーのネットへの理解と素早い対応こそが今まさにキーを握っているといえるだろう。