xperiaの発表と合わせるように、NTTドコモはAndroidアプリ用の販売サイト「ドコモマーケット」の開設を発表しました。

現時点での情報だと、ドコモマーケットではAndroidアプリのポータルサービスとしての位置付けとしてオープンする予定のようですが、将来的に国内で他キャリアからAndroid端末が発表された時には、他キャリアからのアクセスも含めてカバーできるサイトを目指しているようです。

Androidマーケットやいくつかのアプリケーションポータルサイトがある中で、ドコモがドコモマーケットを開設するメリットは高いと思います。

  • アプリケーションの選別
  • ドコモは現時点で2万以上あるアプリケーションの中で優良なアプリケーションを独自に選別するものと思われますが、AppStoreよりも使いにくAndroidマーケットを考えた場合、iMenuの運用実績のあるドコモが選別するアプリケーションの質は高くなると思われるので、発掘の労力は軽減できると思います。

  • 現在のiMenuのドコモ版
  • スマートフォンを利用するユーザーは比較的ITリテラシーの高い人が多いと思いますが、ドコモマーケットに掲載されるアプリケーションは、ユーザーから見ると日本ではキャリア公式アプリケーションといった映り方をする事が予想できるため、安心してダウンロードされる可能性があるかと思います。

  • 月額課金代行
  • 21日の発表で披露されましたが、ドコモでもダウンロードについては課金を行なうことはおそらくできませんが、月額課金の仕組みや支払いについては各コンテンツ開発会社で行なうのは負担になりかねない部分をドコモがカバーするようです。電話代と同じようにコンテンツの課金料金が引き落とされるのであれば、ユーザーにとっては安心感と利便性、コンテンツ開発企業にとっては開発コスト/管理コストの軽減が図れると思います。

一方でメリットだけではなく、デメリットに「なりかねない」こともあります。

  • ユーザーのアプリケーションへの関心度
  • 携帯ユーザーではいまだにキャリアの公式メニューのサイト以外利用しない人が多くいることを考えると、今後1年は比較的Geekと呼ばれる層が購入していくのでアプリケーション検索については自分達で行って発見していくと思いますが、あまり現在の携帯電話で公式メニューしか利用しない層が徐々に流れ始めた場合、ドコモマーケットしか見なくなる可能性も起こり得るかもしれません。

  • 個人開発者
  • 現在のiMenuは法人企業のみしかメニュー登録されていませんが、Androidマーケットには企業のアプリケーションよりも便利な個人開発者が出しているアプリケーションがありますが、これらのアプリケーションもMenuに乗るかどうかによって、今後数年の日本国内における開発者の増減の明暗を分けるかもしれません。
    ドコモには是非とも法人/個人にとらわれず、発表通り「良質のアプリ」を紹介してもらえればと思います。

  • 無料アプリ
  • 最後に無料アプリの取り扱いについてですが、実は無料アプリについてはおそらく紹介していくだろうと思われます。元々ダウンロード時にはドコモマーケットはメリットをそれほど受けないので提供する事に抵抗はないと思いますし、無料アプリで月額課金コースであればドコモにとっては大きなメリットになってきます。

  • 決済手段
  • メリットでも上げたドコモの回収代行ですが、もしかしたらアプリケーション開発会社を苦しめる可能性もあります。Androidアプリは世界中に展開できるのが魅力の1つであり、ドコモ課金モデル用と標準用の2モデルの開発コストを負わなければならなくなるかもしれません。

以上のようにメリット/デメリットありますが、初期のAndroidの国内市場拡張には大きな役割を果すのではないでしょうか。